なぜそうなるか

食品ロス461万トンのうち、家庭から出ているのは224万トン——お店の側とほぼ同じでした

食品ロス

食品ロスと聞くと、コンビニやスーパーの廃棄を思い浮かべませんか。

農林水産省の数字を見ると、家庭から出ている量は、事業者の側とほとんど変わりません。

内訳をそのまま並べます♪

この記事でわかること ・食品ロスは年間461万トン(令和6年度推計値) ・事業系237万トン/家庭系224万トン ・家庭からがほぼ半分 ・事業系の内訳は製造110・卸売9・小売48・外食70(万トン) ・1人当たり 年 約37kg

全体は461万トンです

出しているのは、お店のほうですよね?

家庭からが224万トンで、事業者の237万トンとほぼ同じです。

原文をそのまま引きます。

本来食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量は 年間461万t になっている

令和6年度の推計値、と書かれています。

内訳を並べます

量461万トンに占める割合
事業系237万t51.4%
家庭系224万t48.6%

割合は当方の計算です。原文には量だけが書かれています。

事業系は、さらに4つに分かれます。

業種量
食品製造業110万t
食品卸売業9万t
食品小売業48万t
外食産業70万t

足し算を確かめました

110+9+48+70 = 237。事業系の合計と一致します。

そして 237+224 = 461。全体とも一致します。

当サイトは、引いた数字の内訳が合うかどうかを、出す前に確かめます。合わない場合は、そのことも書きます。

1人当たりは約37キロです

日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約37kgだのん

原文はこども向けの語り口ですが、数字はそのまま引いています。

ここから先は当方の計算です。37kgに日本の人口をおよそ1億2400万人としてかけると、およそ459万トンになります。原文の461万トンと、ほぼ合います。

つまり「1人当たり37kg」は、461万トンを人口で割った数字だと考えられます。別々に測った2つの数字ではありません。

こういう確かめ方をしておくと、片方だけを引用したときに二重に数えずに済みます。1人当たりと全体を足し合わせるような書き方は、そもそも成り立ちません。

当方は、引いた数字どうしの関係を先に見るようにしています。関係が分かっていない数字を並べると、読む側が勝手に足したり引いたりできてしまうからです。

そして、この記事で足し算をしたのは3か所です。割合と、人口からの逆算と、1日当たり。どれも「当方の計算です」と書いてあります。

人口の1億2400万人という数字も、当方が置いたものです。原文には人口が書かれていません。だから逆算の結果は、置いた人口の分だけずれます。

461万トンと459万トンの差が2万トンあるのは、そのずれだと考えられます。原文の37kgが「約」と書かれていることも効いているはずです。

ここで大事なのは、差が小さいことではありません。2つの数字が独立ではない、と分かることです。片方を引用したうえでもう片方を足すと、同じものを二度 数えることになります。

日を1日にならすと、1人当たり約100グラムです。これも当方の計算です。原文には年の数字しかありません。

原因については、このページに書かれていません

食品ロスの原因が期限切れなのか、食べ残しなのか、作りすぎなのか。このページには書かれていません。

だから当サイトも書きません。当サイトは期限表示を扱っていますが、期限が食品ロスの主な原因だという説明は、この資料からは出てきません。

書かれているのは、量と、その内訳です。

まとめ
・食品ロスは年間461万t(令和6年度推計値)
・事業系237万t/家庭系224万t——家庭からがほぼ半分
・事業系の内訳は製造110・卸売9・小売48・外食70(万t)
・内訳の足し算は合っている(当方が検算)
・原因については、このページに書かれていない

あわせて消費期限を決めているのは国ではありませんと賞味期限が書かれていない食品は9つ決まっていますもどうぞ。

よくある質問

期限切れで捨てられた分はどれくらいですか

このページには書かれていません。量と内訳だけで、理由の分類は出てきません。

令和6年度より新しい数字はありますか

このページに載っているのは令和6年度推計値です。過去の年度の推計値へのリンクは同じページにあります。

家庭系のほうが問題ということですか

そうは書かれていません。量が並べてあるだけです。どちらが問題かという評価は、このページにありません。

出典

この記事で当方が計算したのは3か所です(割合・人口からの逆算・1日当たり)。どれも本文に「当方の計算です」と書いてあります。原文に在る数字と混ぜないでください。

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