なぜそうなるか

期限が長い食品は添加物が多い?——東京都は「必ずしもたくさん使っているとは限りません」と書いています

添加物

期限が長い食品を手に取って、「保存料が入っているのかな」と思ったことはありませんか。

東京都保健医療局の食品安全FAQに、その問いがそのまま置かれていました。

答えは「必ずしもそうとは限らない」です。理由が5つ挙がっています♪

この記事でわかること ・答えは「必ずしもたくさん使っているとは限りません」 ・日持ちに関わる要因が5つ挙げられている ・添加物は使える食品と使用量が制限されている ・使った添加物は原則としてすべて表示される ・このページは「添加物が安全か」には答えていない

答えは「必ずしも」です

期限が長い=添加物が多い、ということですか?

「必ずしもたくさん使っているとは限りません」と書かれています。限定の付いた言い方です。

原文をそのまま引きます。

消費期限や賞味期限の長さには、食品添加物だけでなく、様々な要因が関係しますので、必ずしもたくさん使っているとは限りません。

「必ずしも」「限りません」と、二重に限定されています。

「添加物は関係ない」とは書かれていません。関係する要因の1つとして挙がっています。

日持ちに関わる要因は5つ挙がっています

#要因
1製造時の衛生状態
2製造方法
3原材料の特性
4流通時の温度管理
5製品の水分量

原文は「様々な要因が関係します」として、この5つを挙げています。一覧だとは書かれていないので、これで全部かどうかは分かりません。

添加物についても書かれています

食品の腐敗や変敗、酸化を防ぎ、保存性を高めるために保存料や酸化防止剤などの食品添加物が使用されることがあります。ただし、使用できる食品と使用量は制限されています。

「使用できる食品と使用量は制限されています」とあります。

そして表示についても。

食品添加物を使用した場合は、原則としてすべて表示することが義務付けられています。

「原則として」が付いています。例外があるという読み方ができますが、その例外がどれかは、このページに書かれていません。

このページが答えていないこと

原文が答えているのは「期限の長さと添加物の量に、単純な対応があるか」という問いです。「添加物が安全かどうか」には答えていません。

当サイトも、そこには踏み込みません。引いた資料がその問いを扱っていないからです。

添加物の安全性は、使用基準を定める側と評価する側の話で、このFAQの範囲の外にあります。気になる場合は、東京都が挙げている「食品衛生の窓」の添加物のページが、このFAQからの案内先です。

当方がここで書けるのは、期限の長さを見て添加物の量を推し量ることはできない、という一点だけです。

推し量れないのは、要因が5つ以上あるからで、そのうち1つが添加物だからです。5つのうちどれがどれだけ効いているかは、袋の外からは分かりません。

分かるのは、使った添加物が原則として表示されている、ということです。量ではなく、何を使ったかです。

当サイトは、引いた資料が扱っていない問いには答えません。答えると、資料を引いた意味が無くなります。

まとめ
・答えは「必ずしもたくさん使っているとは限りません」(限定つき)
・日持ちの要因は衛生状態・製造方法・原材料・温度管理・水分量ほか
・添加物は使用できる食品と使用量が制限されている
・使った添加物は原則としてすべて表示される(例外はこのページに無い)
・添加物の安全性には、このページは答えていない

あわせて消費期限を決めているのは国ではありませんと賞味期限が書かれていない食品は9つ決まっていますもどうぞ。

よくある質問

保存料が入っていない食品のほうが安全ですか

このページは答えていません。扱っているのは、期限の長さと添加物の量の関係だけです。

添加物の量は表示から分かりますか

量については書かれていません。「使用した場合は、原則としてすべて表示する」とあるのは、何を使ったかの話です。

表示の例外にはどんなものがありますか

このページには書かれていません。「原則として」とだけあります。

出典

期限の長さから、添加物の量は推し量れません。要因が5つ以上あって、そのうちの1つだからです。分かるのは「何を使ったか」で、「どれだけ使ったか」ではありません。

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