なぜそうなるか
「3ヶ月以上」と「3ヶ月を越える」——年月表示の条件が、2つの公的な説明で違っていました
賞味期限が「2026.9」のように年と月だけで書かれることがあります。その条件を、2つの役所の説明で読み比べました。
書き方が違っていました。ちょうど3か月のときに、扱いが分かれます。
両方の原文を、そのまま並べます♪
農林水産省の書き方
条件は「3か月」でいいのですよね?
「以上」と「越える」で、2つの書き方があります。ちょうど3か月のときに差が出ます。
農林水産省の「消費期限と賞味期限」から引きます。
「3ヶ月以上」です。ちょうど3か月は、この書き方だと入ります。作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります
東京都の書き方
東京都保健医療局の食品安全FAQから引きます。
「3ヶ月を越える」です。ちょうど3か月は、この書き方だと入りません。通常、どちらの期限表示についても「年月日」まで表示しますが、賞味期限については、製造日からの期間が3ヶ月を越えるものについては、「年月」で表示してもよいことになっています。
並べます
| 年月表示の条件 | ちょうど3か月は | |
|---|---|---|
| 農林水産省 | 作ってから3ヶ月以上もつもの | 入る |
| 東京都 | 製造日からの期間が3ヶ月を越えるもの | 入らない |
どちらが正しいかは、書きません
2つの説明のどちらが決まりに忠実なのかを判定するには、決まりそのもの、つまり食品表示の基準を読む必要があります。当サイトはまだそこを引けていません。
引けていない段階で「たぶんこちらが正しい」と書くと、読む側はそれを確かめられた事実として受け取ります。当サイトが引用の形をとっている意味が薄れます。
だからここでは、2つの文が違っているという事実だけを置いています。どちらかが誤りだと言っているのでもありません。
東京都のページは、関連する資料として消費者庁の「食品の期限表示に関する情報」を挙げています。そこに元の条文があると思われますが、当方はまだ開いていません。
開いた回に、この記事から行けるようにします。それまでは、この違いは未解決のままです。
日常で困る場面はおそらく限られます。ちょうど3か月もつ食品というのは、そう多くはないはずだからです。
ただ、こういう小さな食い違いは、片方だけを読んでいると気づけません。当サイトが同じことを複数の資料で確かめているのは、そのためです。
そのほか、東京都のほうが踏み込んでいる点
同じFAQには、農林水産省のページに無い文もあります。
消費期限について、東京都ははっきりと「おすすめできません」と書いています。消費期限を超えると安全ではなくなる可能性がありますので、食べることはおすすめできません。
賞味期限のほうは、条件つきの書き方です。
未開封かつ包装等に書かれている保存方法を守っている場合、賞味期限を越えたからといって、すぐに安全性に問題があるとは限りません。
・農林水産省=「3ヶ月以上もつもの」/東京都=「3ヶ月を越えるもの」
・ちょうど3か月のときに、2つの書き方で扱いが分かれる
・どちらが正しいかは当サイトでは判定しない(決まりそのものを引けていない)
・東京都は消費期限について「食べることはおすすめできません」と書いている
・賞味期限の側は「未開封かつ保存方法を守っている場合」が条件
あわせて「2026.9」だけの賞味期限は、その月の何日までかと袋を開けた時点で、消費期限も賞味期限も効きませんもどうぞ。
よくある質問
結局、ちょうど3か月の食品はどう表示されますか
当サイトでは判定できません。2つの公的な説明で書き方が違う、というところまでが確かめられた範囲です。
どちらの役所を信じればよいですか
そういう比べ方はしていません。どちらも公開されている説明で、表現が違うという事実を並べています。
消費期限が切れたものはどうすればよいですか
東京都は「食べることはおすすめできません」と書いています。当サイトからは、その文を引くところまでです。
出典
- 農林水産省「消費期限と賞味期限」 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.html (年月表示の条件「作ってから3ヶ月以上もつもの」)
- 東京都保健医療局 食品安全FAQ「消費期限と賞味期限は、何が違うのでしょうか?」 https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/anzen/food_faq/hyoji/hyoji04 (年月表示の条件「製造日からの期間が3ヶ月を越えるもの」/消費期限を超えた場合/賞味期限を越えた場合の条件)